紙のうんちく

HOME > 教えて!紙博士 > 紙のうんちく

紙の始まり

紙はおよそ2,000年の歴史をもっています。
紀元前300年頃のエジプトでは、パピルス草という植物の茎を薄く切って絵や文字を記録していました。このパピルスは英語のペーパーの語源になっていますが、製法が異なるため、紙の始まりとはされていません。

では、紙の始まりはいつでしょう?
中国 前漢時代(BC179年頃)の遺跡から麻の繊維でつくられたものが発見され、これが世界最古の紙と言われています。その後、後漢時代(105年頃)に蔡倫によって紙の製造技術は大幅に進化しました。

では日本では、いつごろから紙が造られるようになったのでしょう?
日本書紀には、610年に高麗から来た雲徴という僧が紙の製法を伝えたと記されています。
また、600年頃聖徳太子が日本在来の楮で4種類の楮紙をつくったと言われています。
現在日本は世界トップクラスの技術を持ち、世界3位(年間約3,127万トン 2007年現在)の生産高を誇っています。

紙の原料

紙は、木材を主な原料にしています。木材の中から長さが1~数mmの細い繊維が取り出され、紙の材料となるパルプになります。
繊維は木材以外にも、草、野菜、竹などにも含まれます。ですからキャベツを使っても紙をつくろうと思えばできるのです。
木材から作られるパルプには、針葉樹からつくったものと、広葉樹からつくったものの2つに大別できます。
針葉樹の繊維は、広葉樹の繊維より長く繊維の絡み合いがしっかりしているため、強く丈夫な紙をつくる事ができます。
このためかつては、針葉樹が主な製紙原料でした。しかし、1950年頃より広葉樹を原料とする技術が確立し、今では、世界中が原料を広葉樹へ変更しつつあります。
その他に、古新聞、古雑誌、古段ボールなどの原料として使用されていた繊維を取り出し、古紙パルプとして再利用しています。

私たちの身近にある紙とその種類

紙は大きく分けて「紙」と「板紙」の2種類に分類されます。

印刷・
情報用紙
新聞用紙、コピー用紙、官製はがき用紙、FAX用紙、教科書、ノート、マンガ本、ポスターなど。私たちのもっとも身近に大量に存在するもの
包装用紙 米袋、セメント袋、封筒、ショッピングバッグのような「物」を包むための紙。重いものを入れても丈夫なように強く破れにくい性質をもつ
衛生用紙 トイレットペーパー、紙タオル、ティッシュペーパーなど
雑種紙 グラシン紙(チョコレートの中敷に使われるような半透明の紙)、書道用紙、タバコの巻き紙、積層板原紙など

板紙

段ボール原紙 野菜や果物などを運ぶ時に使う段ボール箱用の原紙
紙器用板紙 お菓子や化粧品の箱、牛乳ビンのふたなどに使われる紙
その他 建材原紙(家具、壁紙、天井材などに使用する木目模様を印刷して板に貼り付けたもの等)

塗工紙と非塗工紙

世の中の女性は、綺麗になるために化粧をしますが、ファンデーションと呼ばれる化粧品の主な成分が砕かれた「石」である事をご存知でしょうか。
このファンデーションを肌に塗って肌の表面を滑らかにする方法が、実は紙にも施されております。この化粧の有無や、その量によって「紙」の種類や用途が分けられます。
できたばかりの紙は、表面がぼこぼこしています。この状態の紙を原紙と呼びます。原紙の表面に塗工をせず使用する「紙」を非塗工紙と言います。非塗工紙は、コピー用紙、ノート、書籍、マンガ本などに多く使われています。
塗料によって表面を埋めたり、表面をおおうように塗工した紙を「塗工紙」と呼びます。塗料を塗る事で、表面が滑らかになり、塗料がインキを吸収する能力をもつため、きれいな印刷をする事ができるようになります。
「塗工紙」を塗工量の多い順に、アート紙、コート紙、微塗工紙などにわけられます。
アート紙は写真印刷など仕上がりが重視されるカレンダーや写真集に、コート紙は雑誌やパンフレットに、微塗工紙は雑誌やチラシなどに使用されます。

紙の特長

紙に字が書けるわけ

なぜ鉛筆で文字が書けたり、消しゴムで簡単に消したり出来るのでしょうか?
紙の表面に塗料が塗られていないコピー用紙やノートなどの非塗工紙は鉛筆と紙面の間に摩擦がおきるようになっています。黒鉛と粘土からつくられた鉛筆の芯が文字を書く時に紙の摩擦抵抗を受けながら少しずつ削られることで黒い粉ができます。この粉が、紙の繊維に付着する事で字を書く事ができるのです。
一方塗工紙では、印刷効果を上げるために紙の表面に塗料を塗ってあるため、鉛筆の摩擦抵抗が小さくなりノートの様にくっきりと書けません。
ではなぜ鉛筆で書いた文字が、消しゴムで消せるのでしょうか?
消しゴムで黒鉛のついた紙面をこすると消しゴム本体からゴムかすがはがれ落ちます。そのゴムかすが黒鉛の粉を効率よくくっつける性質をもっているため、紙から黒鉛が除去されて文字が消えるというわけです。なお、水性ボールペンやゲルボールペンなどのインキで書かれた文字はインキが紙の中に染み込むため、消す事ができません。

紙に印刷できるわけ

紙は繊維と繊維が絡み合って結合して、紙の層を形成し、さらに繊維間には、とても細かい隙間を残しています。これこそが紙の最大の特性であり特長です。
紙にペンで書いたり、油性インキで印刷したりする事ができるのは、組織間の細かな隙間による毛細管現象によって、水やインキをよく吸収し、印刷されたインキが固着するからです。このように紙にはインキを吸い取って離さない性質があるために印刷できるのです。

紙の縦横方向

パルプは長さ1mmぐらいの細くて短い繊維からできています。抄紙機で抄くときにこれを水で薄め、1000m/分ぐらいのスピードで網の上へ均一に噴出させます。この時に紙の中では70%程度の繊維が噴出方向に並ぶ事になります。この繊維の並んだ方向が紙の流れ目です。
この紙の流れ目方向の簡単な見分けかたとして片持ち梁テストがあります。
縦、横90度の方向の2種類の短冊に切った紙を机などの端から水平に同じ長さを出します。この時垂れにくい方が縦目となります。

書店に並ぶ本は、ほとんど紙の流れ目が上下になるようにつくられています。これは、ひとつに本のめくりやすさと関係します。紙は横方向に曲がりやすいので、ページをめくる時にめくりやすいという事になります。

紙の種類別から選ぶ

紙検索はこちら

種類や色から探す

用途やサイズから探す ラクラク紙検索 リアルタイム複合検索

株式会社ダイゲンコーポレーション

〒918-8231
福井県福井市問屋町1-2
TEL 0776-22-1760
FAX 0776-27-1463
E-mail:
info@kamitsuuhan.jp

■ダイゲンの営業日について■

ダイゲンコーポレーションの営業日は平日(月~金)のAM9:00~PM5:00までとなっております。
また夏季休暇および年末・年始休暇は「News 紙通販ダイゲンからのお知らせ」をご参照ください。
お問合せ・お見積りに関するご返答、商品の発送等、全て営業日に対応させていただいております。 お急ぎになる場合は、営業日中のお問合せをお願いいたします。

PageTop